[一般公開記事]
2022.05.25 up
少し前の記事で各学年毎に2クラス設定で具体的な学習内容を変えながら厚みの持たせ方に工夫をしているという話を書かせていただきました。
皆さんご存知のことと思いますが、中学校が変われば競争の度合いも明らかに違います。
例えば、同じ学年1位でも各中学でまったく異なりますし模試を受ければ大きな差があることも簡単にわかります。
その差を詰めていく、より高みに行くためには「指導の工夫」「教材の工夫」「勉強の仕方の工夫」の3つが大切で、これらが成績(順位)に対し有効的にはたらきかける3要素と考えています。
今回の記事では塾生が塾をどのように利用しているのかを紹介しようと考えています。
そして、まずは以前の記事をしっかりとお読みいただいたことのある方は、きっと「あ~、このことか」と感じる方も多いかと思う塾への提出物についても触れたいと考えています。
当塾では授業を受けるためだけに塾に通いません。
通常授業は平日19時半から22時半、土曜は18時半から21時半までとなりますが、ほとんどの生徒はこの時間に合わせて来ることはありません。定められた通塾日であれば夕方の16時以降22時半まで塾を思いっきり利用できる方法を採用しているからです。
具体的には、月曜から金曜は(授業が19時半からであったとしても)16時~22時半まで塾を利用することができます。土曜日は模擬試験の実施日でなければ14時~21時半まで塾を利用できるのです。
通常の塾の基本形態としては週3日(授業2日+演習日1日)となります。
部活動をしていれば部活実施の日に16時頃塾に来るということは正直難しいかもしれませんが、部活動をしていない生徒や部活のない日に通塾している生徒はいつも16時くらいから利用しています。よって授業のない日の通塾日は平日であれば月曜水曜が多いです。そして、それ以上に多いのが土曜日です。
平日の水曜や土曜が多い理由についてですが浜松市内の中学校の多くが月曜か水曜をNo部活Day!と定めているからです。
部活動がない日を追加日にすることで、16時頃塾に来て22時半頃までずっと自分が今やるべき勉強をすることができます。土曜日に至っては14時の塾のオープンに合わせてそれ以降の時間で到着し、21時半までの時間枠の中で好きなだけ使うことができます。
念のため補足しますと、平日の16時以降と土曜日の14時以降というのは必ずその時間に来なければならないというわけではありません。その時間枠の中で自由に塾で勉強ができるということになっている点を付記させていただきます。
夕食については自宅が近ければ自宅に戻る生徒が多いです。塾迄車で送迎の生徒の多くはお弁当をもってきて塾生同士で一緒にご飯を食べています。最近は大分温かくなってきましたからアクト通りや塾南側のふれあい公園で仲良く食べています。
以前、何度か掲載していますが塾内(教室内)はこんな感じになっています。
教室の形・大きさ、自習室(個別ブース席)、演習室設計、ダウンライトの配置なども含めすべて私自身が図面を引きました。全てにおいてとてもこだわりを持ち日々運営しています。言葉を変えると私は典型的な昭和の人間で自分ですべてをやらないと気が済まないタイプです。教材はもちろん授業のスタイルについても何から何まで趣向を凝らしたうえで仕上げています。
コロナについてはまだまだ気を緩める時期ではありませんが、丸2年以上の期間を経て対応もしっかりと定着してきたことへの安心から本来あるべき中身のたいへん濃い指導がほぼ実現できていることでまずまず納得のゆく結果も連続して出始めていると認識しています。
さてさて生徒がいない風景よりも実際に生徒が利用をしている様子の方が価値が高いのかもしれません。
そこで少し前の土曜日に塾で勉強をしている様子を撮影してみました。
以前は小学生の学習風景を紹介しましたが、今回は中学生です。
この日は土曜日の早い時間でしたので生徒も少なくこんな感じでした。
適度に距離を置き、テストをしている生徒や教材を解き込む生徒など様々..
5月の中旬には記事をupしたかったのですが生徒の顔にモザイクを入れる必要があると気づき.. 画像でしたらいつもPhotoshopで加工するのですが今回は動画だったため色々とwebで勉強していたら結果時間がかかってしまいました。
この塾はよく模様替えが起こり塾に来たら席の形が全然変わっている!ってことがあります。
生徒たちも結構楽しんでくれているようなので嬉しく思っています。
そして最後にこの塾が他の塾と一味違うところをひとつ紹介してこの記事を終わりにしたいと考えています。
まずはこちらから.. (↓)
生徒たちは自宅又は塾で問題を解き、自己採点を行い、直しをした上で塾の合格ラインに達したものを私に提出します。いつの間にかそういうルールが出来上がっていたのが素晴らしいと感じます。
生徒の採点では間違いや漏れが見逃される場合があります。学年1桁をとっている生徒でも手抜きをする意思はゼロでも私が採点するとほぼ全員必ず見つかります。
私に二重採点をしてほしいと生徒たちが自主的に提出してきた塾教材や問題集(データーベース教材のような印刷物含む)でいつも私の机の周りは山積みです。
周りに置く場所がなくなると今度は床にまで問題集が置かれ「採点待ち」という位置づけで所狭しと散在しています。塾生であれば全員が知ることです。
これでも日曜祝日も一切休まずコツコツと教室で採点しているんです。
上の写真はお休みとなったGW中にヒーヒーいいながら午後から夜中までかけて丁寧にていねいに採点した証拠です。約1か月半分の生徒から提出された採点済み問題(教材+プリント)になります。
この塾では現在各生徒毎に到達目標や科目毎に教材を変えたり追加したりしているので一律に出される宿題というものがなくなりつつあります。
無駄を徹底的に削ぎ落とし自分に必要な学習のみを自分の為の勉強として徹底的に取り組むスタイルで厚みを持たせています。中1で英検準2級を、中2で2級をとり英語がある一定以上のところまでたどり着いているのに塾で宿題がたっぷりと出る。ウチにも附属中生がいるのでよくわかるのですが、学校で理科の教科書の順番通りに授業をやらず順番を入れ替えた展開で始まったにもかかわらず、塾では全然違うところを授業し宿題もたっぷり出される。得意な英語の時間を削ってその分苦手な理科の時間に充てたいと考える生徒も多いと思います。このような考え方は一部の塾生にのみ適応していたのですが、可能な範囲で附属以外の中学にも広げ、科目に優先順位を持たせ科目毎の厚みを更に変化させるようになってからよりはっきりと模試結果を含めた成績に違いが現れてきました。
やはり深く納得です。
上の画像ではモザイクで隠している部分があるので正確に把握することは難しいところもあるかと思いますが皆やらされる勉強ではなく自分でやると決めた勉強を頑張っています。
データーベース教材というのは、過去20年以上の中学校における中間テスト期末テストで実際に出された問題(中間期末編)や入試問題のみ(入試編)を各単元別にまとめ上げたものになります。これがまたいいんです。
正直この量を採点するわけですから本当に大変..
数学で言えば、答えが合っていればいいというレベルでのチェックではなく.. 解く過程が正しく辿れているか。間違った考えで計算していないかなど途中経過もしっかりとチェックします。
理科社会で言えば、誤字脱字は当然のこと特に記述問題は必ず細かく内容までチェックします。
読点や改行の位置、一言一句模範解答を覚えることができる生徒も塾には多くいますがすべてがそうではありません。生徒たちの中には必死で覚え考えて答える生徒もいて曖昧に答えたが故に自分で行う採点の判断に苦しむ回答をする生徒もやはりいるわけです..
そういう生徒にはこの塾ではこのように対処しています。
(↓)
片っ端からポストイットでマークです!
小さい付箋をしたページには注視すべき問題や回答の上下左右に2.5×7.5cm、5×7.5cm、7.5×7.5cmサイズのポストイットが貼られます。説明(解説)や注意すべき表現、誤字脱字、補足情報などを可能な範囲で徹底的に書き込んでいます。中には..
「メモの中で説明は無理だからこれを読んだらスグ先生のところに来て!」
ってメッセージの場合もあるくらい。
一般的な塾では、時間に合わせ塾に来て授業を受けて時間がくれば帰宅するがふつうかと思いますが、この塾では授業を受けにだけ塾に来る? そんな非効率なことをしないで塾で授業と勉強合わせて平日は最低4~5時間は当然!土曜日は7~8時間納得いくまで塾で勉強していこう!が当たり前です。
週に4日、5日、6日通塾の生徒もかなり多くいます。
何よりも皆が勉強に対し真剣に取り組む意思と覚悟を持っているのが素晴らしい!
勉強を無理やりやらされる生徒には間違いなく不向きな塾です。
上を上を求める生徒には最高の環境です。
今後の塾選びの参考にして下さい。
投稿の内容は、新聞・雑誌・テレビ・インターネット他の情報を参考に書き上げています。年月の経過とともに、過去に掲載された内容が現在と異なる場合も有ることをご承知おきください。
■未読記事一覧
2024.07.16 up
(一般公開記事)
2024.05.06 up
(一般公開記事)
2024.03.10 up
(一般公開記事)
2024.03.10 up
(一般公開記事)
2024.03.03 up
(一般公開記事)
2024.02.16 up
(一般公開記事)