[一般公開記事]
2024.03.03 up
もう過去に何度も書き記してきたことなので大変申し訳ないことなのですが、ここで改めて「中央塾の紹介企画」の延長として中学生における指導について具体例を挙げ紹介させていただこうと考えています。
いつも通りの文量となりますが少しの時間お付き合いください。
少し前に入塾したある中学生がいるのですが、この生徒は学年でもトップというほどではありませんが十分上位で学年20位前後くらいの学力を持った生徒です。
見るからに真面目で、いままでの成績を見ても直接話を聞いてもコツコツと頑張ってきたのは大変よくわかります。
しかし、小学生の高学年から通っていた塾ではこれ以上成績が上がるようには思えない..
大体いつも同じくらいの順位で、自分でやれることはやった!勉強時間もしっかりと確保し頑張ってきた!だからこの先どうしたら自分が変わることができるのか全くわからない.. という感じでお子さんが悩んでいたことをきっかけに当塾への入塾を検討し始めたということでした。
このご家庭は、事前に当webサイトをしっかりとお読みいただいたようですが、やはりそれでも色々と心配になる思いもあったようでまずはご夫婦で話を聞きにご来塾されました。
2時間以上の時間をかけ、現在の状況について詳しくお伺いしたり勉強に対する意見を交換したりしています。またこの塾ではどのくらいのレベルの教材をどのように使いこなし、どういう手順と確認方法でそれらの学びが行われているのかもまず詳しくお話しました。
今まで通っていた塾で受けた模擬試験の個人成績表、そして学校での定期テストの結果表もお持ちいただけたことでかなり踏み込んで話すことができたと思います。
中学1年生の時にはこういう学びをこのような方法で..
中学2年生に上がれば新たにこういう学びが加わり..
と、現塾生が学んできた方法や内容を偽りなく細かく丁寧に説明させていただきました。
例えば他塾とはだいぶ違うこととして、中学3年生になればというか丁度中2から中3に変わる春休みのときから夏期講習の先取り準備を無料で行っているということや年間で計画されているシラバス(syllabus)も当塾では用意しているものですから具体的な資料を使って説明させていただいたいています。
数時間の意見交換や説明を踏まえ、結果その日の夜からお子さんが今通う塾の空いている日に見学を兼ねてこの塾の自習に参加していただき塾の雰囲気や同学年・先輩・後輩たちがどのように取り組んでいるのかを自分の目で確かめてもらうことが最も確実だということになりました。
実際に塾のそのままを目の当たりにしてもらったことは結果大変よいものになったようです。
数日間にわたりこの塾のそのままの姿を見て正直な感想を聞いてみました。
するとこう感想を話してくれました..
ほぼ聞いたままになりますが、要約すると以下の通りです。
①塾のみんながここまでの時間をかけてこれだけの種類と量の問題に触れ、
テストの準備をしているとは全く想像もつかなかった.. と。
②自分が真剣にやってきた勉強はテスト前だけ、この塾の中学生たちはテスト前でなくても
普段から毎日勉強を積み重ねているからテスト2週間前の時点で「既に積み上げ終わり
仕上げに入っている塾の子」と「これからテスト勉強をやろうとする自分」とではまず
勝負にならない.. と。
本当はもっともっと語ってくれたのですが、とにかくかなり衝撃的な違いだったようです。
確かに大きな努力をしないでも学年1位を獲る生徒もいます。実際に数年前にこの塾でもいました。
しかし、いまこの塾にいる生徒たちは学年で1位を獲っていたとしても相当な努力を重ねていることも知ることができたようです。また、半年前に入塾した同学年の生徒が直前のテストで学年1●位だった生徒が学年末テストで10人以上飛び越えて学年3位に入った生徒もいて.. 「確かにこのくらいの努力をこのような方法と流れですればそのくらいの順位は獲れるかもしれない」と思ったようです。
しかし、小学生の様子や中学生の塾での様子を目の当たりにして、最後の見学を終えたとき「入塾をします!」とは即答できなかったようです。
その日は何も言えずに帰宅しました。
私もまだ気持ちが固まらず心が揺れているのだろうなと思い、何も言わず見送りました。
たった半年前に入塾した生徒が一気に過去最高順位の学年3位迄駆け上がった生徒のことはもちろん皆の努力量には相当驚いたようです。丁度1年前には学年18位だった生徒も学年3位まで駆け上がったこと。他の多くの学年10番台20番台だった生徒がいま学年1桁に入っているということなども驚きだったようです。1年間ずっと1位を獲り続けている生徒がいるということも大変驚いていました。塾の皆がみな、初めから好成績を獲っていたわけではないということや塾生の一部の人は中学受験で悔しい思いをし、その悔しさを乗り越え何倍もの励みに変えて今があるとわかったことも驚きだったようです。
この塾に来れば、自分も..
でも、自分にできるだろうか..
その日、やれば自分も変わることができるという希望ともしかしたら自分には無理かもしれないという思いが戦っていた状態で帰宅していったのでしょうね、きっと。
でも、それでよいと私は思いました。
自分が変わるという思いを現実にするためにはこのくらいのことをしなければ駄目なんだという覚悟が固まらなければ何をやっても無駄に終わるでしょう。だから、最初にこの塾のありのままの姿を正直に見せることが大事だと思っています。あとは本人自身が決めることなのですから..
体験生がウケよく帰宅して入塾につなげるための体験授業ではなく、ありのままの塾の姿を正直に見せる。これが大事なんだと思います。
数日後、保護者から「やってみると覚悟を決めたようです」という最終的に至った思いと入塾の意志を私にお知らせくださいました。
さて、この塾ではこの生徒にどのように対応していくことを考えているのか..
ここからが大事な本題になるわけですが..
大分、文量も多くなってしまったのでその辺は次回の記事で報告させていただきます。
よろしくお願いします。
(その②へ続く..)
投稿の内容は、新聞・雑誌・テレビ・インターネット他の情報を参考に書き上げています。年月の経過とともに、過去に掲載された内容が現在と異なる場合も有ることをご承知おきください。
■未読記事一覧
2024.07.16 up
(一般公開記事)
2024.05.06 up
(一般公開記事)
2024.03.10 up
(一般公開記事)
2024.03.10 up
(一般公開記事)
2024.03.03 up
(一般公開記事)
2024.02.16 up
(一般公開記事)