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[一般公開記事]

2019.06.24 up

個人の塾であることのよさ..

 6/30(日)折込のチラシでも当ブログの中でも何度も述べていることなのだが、ここは個人塾であり企業でもフランチャイズでもない。
 企業であること、フランチャイズであることイコール「悪い」というような表現に聞こえてしまうが決してそうではない。

 まぁ、大手は大手のよさがあり同時に悪さもあるのも事実..

 組織の中の一員となった時に「自分の意見を押し殺さなければならないことがあったり、指導上自分がするべきと思ったことができなかったりする」こともあり、私にとってはそれがイチバン心苦しい..
 
 ただここが個人塾であるということで、そこで苦しむことはないのは大変良いことだと思う。
 故に自分の責任で、自分の価値観で「イチバン」の選択をすることができるのは本当に嬉しくあるべき姿だと思う。


 自分の考え意見が絶対に正しいとは思わないが、ただ自分自身はそう思って指導に携わっている。
 それは何故か..
 託された子どものその先が実りあるものになってほしいからだ。


 しかし、やはり近年判断や対応に大変苦しむことも多くなっているのも事実のように思う。

 最近の出来事でこのタイトルに関連するもので例えるならば「親の言うことを聞かない子どもの責任の所在は親にあるか塾にあるか」云々という点である関係者と塾の在り方について話を深める場が設けられたわけだ。
 もちろん、知人との話し合いのことなのでよく存じ上げていることであるが当塾の塾生のことではないのであしからず。

 色々と話を詳しく聞いたが、塾としての限界を超えた範疇の内容を強く要求しすぎているようにも正直感じた。ただ、その様な状況であれ「神対応」級の判断と対応、そして「結果」を親は強く求めているんだろうなと色々と話を聞き思った。
 親としての子に対する思い.. 素晴らしいものがあった。
 その熱き思いがあったから、そこまで相手に要求しているんだろうな.. と。
 今後、なんとかその思いが結果として通ずることができるとよいのだが、是非そのご家族の思いをしっかりと受け止め温かい思いで包んでくれるような塾の先生に出会ってほしいと心から思った。

 こういう時こそやはり求められるのは「個人塾」なんだろうな.. と。
 

 結構踏み込んで論じてしまったが、これ以上のコトは当然ここで論じることではないので書けないが、様々な出来事に遭遇するこの業種故の大変さももちろんある。

 しかし、私の場合大原則として「私の能力の許す限り、且つ私がそうあるべき又はそうしてあげたい」と考え得る限り家庭・家族の問題であっても最大限支援したいとうスタンスを掲げている。


 大手塾はもちろん、学校やその他の個人塾であったとしても多分家庭内の問題にはまず踏み込むことはないというのがこの業界の常識。
 警察の民事不介入ではないが、基本深くかかわりすぎることはタブーとされている現実はある。


 しかし、それだけではないと思う。


 ご縁を得て、関わることになった家族や子ども達.. 私は深くふかく関わってもいいのではないかと思うことがとても多い。

 父親と母親の二人で子どもを見守るよりは、もう一人加わり「プラスワン」があった方が子どもにとっては絶対にプラスに働くと思うからだ。


 寄り道が過ぎたが.. ここで何を言いたいかというと「企業の一員として教育に携わるよりは、個人塾の一人として自らの考えや判断を全面的に出し、貫きながら教育という場で子ども達と関わる方が自分らしく生きることができる」ということでもあるということだ。

 だから、私は個人塾という選択肢を選び貫いている。
 そして、その判断に私は満足をしている。


 実際に、指導の現場に立つと本当に様々な状況自体に遭遇する。
 私だって一人の人間だ。
 能力にはもちろん限界はある。何から何までできるわけではない。

 今でいう「神対応」がいつでもどこでも誰にでもできればそれは理想だが、私はそこまで優秀ではない。
 しかし、かかわり(ご縁)が生まれ指導という場で教える機会を得た子ども達とのつながりというのかわからないが私はとにかくそれを大切にしたい。

 だから、生徒の為に保護者の為に自分ができることであれば精一杯関わってみよう。
 そう思って指導に携わっている。
 
 今できなくとも半年後1年後に能力が高まりできるようになることも大切な要素と頭に思い描き日々精進..
 しかし、そのためには「生徒の為に保護者の為に今自分が頑張らないと..」と思えるご家族とかかわりを持ちたい。

 塾だから、希望したら誰でも入れる..
 わざわざ自分を求めて塾を検討してくれている貴重なご家族に違いないのだろうが、中途半端な気持ちで関わりたくないと本気で思っている。故に、生徒と保護者との相性や子育ての考え方などをしっかりと伝えてもらい、「うん、このご家族と一緒にこの新しくできた理想をいっぱい詰め込んだ塾で厚く熱く支えてあげたい」と思えるご家族とだけ関わることができたらと思う。

 この仕事をしているけれど、自分が思っている以上に人とのかかわりは不器用らしい。w


 
 ここまでくると「個人塾の在り方」というよりかは「私のわがまま」のようにも正直思えるが、でも我が子のように思えるか思えないかはとても大切な要素と私は考えている。

 まぁ、苦手な保護者っていうのも正直いるけどね。笑



 私はこの新たな新天地で、実の親にも負けないくらい関わることになった生徒を大切にしたいと思っている。故に、逆に保護者の目から見て「この先生とは合わないな..」と感じたら必ず伝えてもらった方がいいと思う。利益が生徒の人数がどうのこうのいうよりかは折角小さな自分の城をこうして抱えているわけだから、そういう点も大切にしてゆきたいと思っている。

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