[一般公開記事]
2019.07.23 up
以前の記事内でも少し触れたことがあるのですが、今回の記事では7月初旬くらいから指導が始まった生徒の「努力家としての才能」について少し触れさせていただこうと考えています。
もちろん詳しくは書けず大変残念なのですが、その生徒はとても真面目な子で同時に「素直さ」という最高の魅力も持ち合わせています。それ以外にもこの生徒の具体的な魅力として「自分の意思で勉強を積み重ねようとすることにマイナスイメージを全く持ち合わせていない」ということも挙げられます。
やはり「勉強」というと、どちらかと言えば嫌なもの.. という位置づけに置かれている人は多いかと思うのですが、この生徒はそこまで感じていないようです。
それだけのことが塾に通う前の段階で備えているわけですから塾に通う必要はあるの?と思った人もいるかもしれません。
しかし、私はこの生徒に対し今とは違う「熱中する」「没頭してしまう」くらいのおもしろさを勉強から感じてもらいたいと思っているのです。
当然、そこに踏み込むことに必要なカギというのは
自主性を今以上に「強く」「大きく」育てる..
ということ。
こうして言葉にすると簡単に書くことができるのですが、これが本当に難しい..
その為に、「今とは比較にならないほどの高い学力を数科目に絞って身に着けてもらうこと」がひとつの手段としてよいのではないかと考えています。
英語がただ得意ということではなく、英検・TOEIC/TOEFLの高得点を目指す!というのもその一つの選択肢かと思います。昨年度のお話になるのですが、ご縁があって指導することになった生徒さんの中の一人に昨年秋に実施した英語検定試験において準1級に見事合格した生徒も中学生でいました。
こうしてご縁があって指導することになった生徒が、何か一つ二つの相対的な比較の中で最高の水準に近いレベルでの特化された「何か」を持つことの素晴らしさや可能性を強く感じることのできた出会いのひとつでした。
しかし、例えば国公立大学を受験する場合、最大で5教科7科目受験を必要とします。
当然、1科目2科目満点であとはボロボロでは話になりません。
ただ、「本気で熱中する!」「何か一つのことに没頭できる」才能というのは様々なところで価値を見出し、更なる可能性を見出すきっかけになり得るものとも考えられます。
必要だからということで、小学生の内から4教科を。英語を入れて5教科を詰め込まれてどこまで勉強を楽しめるかというと難しいところも当然あると感じています。
しかし、それはやるべきものには違いはありませんが、そのバランスが本当に難しい..
何を言いたいのかというと、「入口」そして「きっかけ」の問題なのです。
どちらかが正解、もう片方は不正解!
ではなくて..
私は勉強を楽しみながら..
そう、たったひとつのきっかけからでよいので、「これは誰にも負けたくない!」というものを作ることも一つの方法論としてアリではないかとも真剣に考えています。
故に、もしこのような子育て方針における考え方に部分的にでも理解や納得を感じた方は是非子どもの育て方として「早めの行動」と「初期の段階だけでもその子のペースや能力に合わせた学習法を取り入れる」ことの大切さを知っていただきたいと考えています。
ちなみに当塾では小学2年生から個別指導を行っていますので、頭の片隅にでも残しておいていただけると嬉しく思います。
「知っていただきたい」というのは単なる上から目線ではなくて、「お子さんの可能性を広げる選択肢」としての可能性を指すものであって、これも結局どれが正解不正解ではなく最も「合った(適した)」ものを選択できるかどうかが最大限の可能性を見出すということにたどり着く要素かと思います..
故に生徒の為に常に試行錯誤
try and errorの日々です
ハナシは大分飛びましたが、結果確固たる強い意志や負けたくないという思いが大きく実った時に、それを他の科目にも広げていくことができたらその時は「理想の展開」が開かれているのではないかと考えています。
その思いを反映した指導法が、この塾における「この生徒に対し課す」最善と考えています。
今回出会いのあった生徒さんとの指導が、今後どう反映されどう高まっていくのか、私自身も常に奢らず常によき姿を追い求めながら日々の時間を大切にしていこうと考えているわけです。
とても楽しみにしています。
もしかしたら、以前少し批判的な目で読んだ方もいるかもしれませんが、過去に個人塾がどうこうと.. 小回りが利きやすくフットワークも軽いことをよさとして指導が行われていくのが個人塾のよさだと書いたこともあるのですが、その良さをもってしてもこれについては本当に難しいと感じます。
今の世の中、より十人十色を基本とするのがこの時代の常でしょうから、一概に決めつけず都度理想を模索することが前提での指導となります。モチロン生徒にも依るでしょうから法則はあるようでないと考えています。しかし、少なくともこの生徒にはよりその「気持ち」をより強く育てていくために以下のように考えています。
その一部を紹介させていただこうと考えています。
冒頭で述べた「努力家」「素直さ」「コツコツ..」この時点で十分自主性を持ち合わせていると言ってもよいのではないかと思いますが、最近「脳力の高さ」故に努力値が脳力に見合っていないことに気づきました。
実際に指導が始まって3週間近く経つのですが、優秀な生徒故に特別4回も5回も繰り返す必要もなく大抵のことは2回目で習得しています。
学年や指導単元などの特定につながる詳細は伏せさせていただきますが、先週末までに塾では算数の指導を優先的に行い区切りの良い2単元10ページ程の範囲を集中的に指導させていただきました。その内、学校で履修済単元は約4割、まだ学校で習っていないところが約6割の配分だったかと..
1回目は私と一緒に解き、都度1問ずつ解説を行いました。
当塾の小学生の基本は個別指導だからです。
2回目は「今度の塾の時に先生の目の前で全く同じこの問題を解いて満点を取ってほしい。だからこれを使って特訓してきてほしい!」と宿題として渡しました。
問題を渡して、「はい、これをやりなさい」では少し難しすぎる問題を扱っていることもあり、また学校でも習っていない単元も含まれているのでやはり「二人三脚」型がウチでは基本です。その過程で、要点を理解する能力はどの程度備わっているのか.. 解説の速さはどのくらいまでだったらついてこれるのか.. 一度教えた問題に対し、類題への適応能力はどのくらい持ち合わせているのか等細かなチェック項目を沢山用意しながら少しでも正確な学力を把握するために工夫を盛り込ませていただくわけです。
だから、他の先生や講師に任せるのではなく、すべての生徒に私が直接教えることで最善の指導に変えさせていただく考えで取り組ませてもらっています。
すると、その過程でひとつのことが見えてきました。
冒頭に「コツコツ」の頑張り屋さんと書きましたが、実はその能力(魅力)が十分に引き出されていないと次第に感じるようになってきたのです。
難しい問題に当たった時、解けるまで.. どころか回答から自分自身が納得のいく空気感を感じられるまで繰り返し解こうとする姿を何度か目の当たりにしましたが、それでも「脳力値」に対してバランスの良い努力値ではなかったように思えたわけです。
言葉は不適切ですが、「アタマを苛め抜き鍛えていくには満たさない問題だった」というのが本日時点での結論。まだ指導は始まったばかりなので、1週間後にはまた異なった真逆の判断をするかもしれませんが少なくとも今日の時点ではそう感じています。
教材名をここに書けば、恐らく同業者であれば「あ~、とびぬけて難度の高いとは言えないが、確かにそんな簡単な問題集ではないな」と思うはずの問題集。
そこで、より正確な学力を測り先を計る為に早速仕掛けてみたわけです。
先週土曜日と昨日の月曜日の2日間をかけて行ったのが、学校で既にならった単元と学校ではまだ習ったことの無い単元合わせて10頁を通しで..
塾生全員にこんな恐ろしいことをさせているわけではありませんので、ご安心いただきたいですがこの生徒にはこのくらいがちょうどいいかな..と思ってそうしました。もちろん、ちょうど2単元合わせて合計10頁という分量になったこともご承知おき下さい。
「今度これテストするからね!満点取れるように家で猛特訓してきてね!」と伝えたとき、「えっ?」って顔をしましたが、「わかった~」「頑張ってくる~」というお返事でした。
それなりに学力の高い生徒は数ページの狭い範囲だと理解せずとも丸暗記して誤魔化すこともできますからね。だから、そう簡単に暗記では解決できない量の.. しかも、そもそも簡単な問題を扱っていませんし.. 故にちゃんと解き方を理解していないと満点が取れない量をテストとして出すようにしています。
この塾で勉強をし始め1カ月にも満たない生徒ですが、今回思い切ってこのようなことをさせてみたわけですが..
結果、どうなったと思いますか?
見事全問正解でした。
(;^_^A
「○○さん(生徒名)すごいなぁ~!先生はまさか全問正解とは思わなかったよ!」
と伝えたところ..
「いえ~い!」
と答えてくれました。w
こんなやりとりを含めた記事では、タイトルとあまり関連がないというか..
全然関係ないじゃん!と思った人も多いかと思いますが、
これが前振りとなり、この前提があっての「後編」となります。
では、続きは次回の記事でお伝えします。
投稿の内容は、新聞・雑誌・テレビ・インターネット他の情報を参考に書き上げています。年月の経過とともに、過去に掲載された内容が現在と異なる場合も有ることをご承知おきください。
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