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[一般公開記事]

2019.10.07 up

当塾自慢の学習法「DB法」で定期テストの順位がぐいぐい..

 久しぶりの投稿です。
 夏休み明けより毎日のように更新を.. と考えていましたが、web上にupするよりも直接保護者に伝えることが多かった1カ月となりました。個人的な考え価値観や気づいた点、今後の方針具体的な方法を詳細にわたってLINEやMessengerでやりとりさせていただきました。

 全てのご家庭とのやりとりした量を加算したらさらっと原稿用紙100枚以上を超えていました。(;^_^A

 Wordで下書きしたページ数からさっと計算すると軽~くその程度は超えているところがスゴイ!

 幾度と日をまたいで言葉のやり取りをする分ひと段落するまでに日を要しますが、緊急性の高いものでなければ面談と違いお互いの都合のよい時間の中で言葉のやりとりのみでじっくりと真意を伝えていくよさもあると実感します。仕事柄、文章を書くことが得意な方なので私は苦になりませんが、携帯よりお返事を書く保護者の皆さんにはちょっと大変かもしれませんね。





 ブログの更新が滞ってしまった理由の一つに先週から今週にかけて中学校の定期テストが行われています。現在、5つの中学からこの塾に通っていただいているので中学毎にテスト範囲も様々..
 もう本当に大変!

 更に天竜川をまたぐと国語を除く4科の教科書自体が違います。全国で2番目に広い面積の浜松市では基本同じ教科書を使いますが、中高一貫校をはじめとする中等部ではNew Treasureや体系数学などを使っている学校もあり同じ学年でも進み具合が全くことなるため工夫以上の工夫が必要です。
 おかげで、週7日勤務1日14~15時間労働をしても追いつかないのが実情..
 嬉しいというべきか悲しいというべきか、悲鳴を上げる時間すら勿体ないという感じです。
 とにかく頑張ります!

 先日、ある小学5年生のオトコノコのお母さんからこういうLINEをいただきました..

 「(省略)今日、[お子さんの名前]は疲れ気味の先生の肩たたきすると言ってましたが声をかけるタイミングがなかったようです。(省略)」って教えてくれました。w
 自宅を出る前に親子でそのようなお話をしていたようなんです。
 いざ、塾に来ると私が慌ただしく動いているものだからそれを言い出せなくて、自宅に戻ってそれを報告したというオチだったとのこと。(笑)

 それはイイコトを教えてもらった.. と、次回は折角の厚意ですから是非甘えさせてもらおうとオモッテマス!(笑)

 頼もしく、そしてセンセイ思いのカワイイ教え子ですね!
 




 さて、本題に入ります。
 冒頭の導入部分でこれだけ脱線してしまいましたから、この話題も2部或いは3部構成になってしまうような雰囲気が漂い始めましたが..



 当塾ではDB法或いはDB学習法と呼んでいる勉強の方法があります。
 DBは何の略かというと、「データーベース」の略です。

 個人塾を開業以来今年で20年目..
 周りに大手塾しかないこの地で何も武器を持たずして乗り込むことなどまずあり得ません。
 いくら無鉄砲でも流石に最新型の大砲ぐらいは持っていきます。(笑)

 そこで今回からの記事で、いくらかに分けて当塾の破壊力抜群の武器のひとつDBを紹介したいと思います。


 実はバタバタと大変忙しいながらでも10日ほど前よりコツコツと調べていたものがあります。
 それは「科目別」「学年別」「単元別」「区分別」に分けられた膨大な過去問の問題数です。様々な中学校で実際に出されたそのままの問題をデーターベース化しています。

 全く同じ問題は基本的に省くように構成されていますが、同じ解答であっても出題する角度が違えば問われるアプローチの仕方が変わりますからそれに触れることで学び手の受け止め方(理解の仕方)にもより深みが生まれます。一部のごく少数の生徒は塾用の教材を一度解き、仮に間違ったとしても修正し柔軟且つ即座に対応できますが、やはり多くの生徒は何度も何度も繰り返して完全なる理解につながります。
 このDB法は1束(1単元/1区分)に本当に多くの問題が収められている為、初めから最後まで解き切るだけで問題集数冊以上解いたものと同じ効果が得られると思っています。
 特に優秀な生徒は豊富な問題量の中で「隙の無い深みのある理解を得ること」を目的とし、それで十分生かしているように思います。後者のようなタイプは「豊富な問題を通じて様々な角度からの理解が促され、どのような問題が出ても柔軟に対応できる力を得ること」を目的に活用しています。

 1つの事柄を30度ずつズラしながら12問ほど触れると、ぐるっと1周することになり全体像が正確に把握できると同時に影の部分が陰でなくなるというよさが生まれます。


 社会の地理は年が変わるとともに出題の仕方も大きく変化してきていますから、「(あまりにも細かすぎるため)そこまで踏み込んでやらなくとも..」と正直思う問題も多く揃っているのですが、それでも世界情勢や世界地理・日本地理を理解するときに「その国・地域の様々な情報や知識」を知りより深く理解すべきと私は考えていますので定期テストでは無駄となってしまう可能性も多く含まれていることを承知の上で生徒に解かせています。

 まぁ、言葉ではいくらでも表現できますのでまずは具体的にその問題数を紹介します。
 カウントの定義として、解答欄1つにつき1問として数えています。配点が2点ありそうな記述式問題も1問。数字や年号、用語といった答えを書き込む1マスを1問としていることをご了承ください。



 まず歴史でいうと、「時代毎」に編集してあります。

 「原始時代・古代」 268問
 「縄文時代・弥生時)」 312問
 「飛鳥時代」 188問
 「奈良時代」 263問
 「平安時代」 307問
 「鎌倉時代」 382問
 「室町時代」 312問
 「キリスト教世界、ルネサンス、ヨーロッパ」 129問
 「戦国・安土・桃山時代」 264問
 「江戸時代」 1080問
 「近代革命・産業革命他」 241問
 「明治時代」 788問
 「大正時代」 339問
 「昭和時代」 395問
 「現代」 394問
——————-
  合計5,662問
 

 指導が終わった後の真夜中に眠い中、目をこすって数を数えましたので、多少数に違いはあるかもしれませんがそれでも5,500問はさらっと超えているはずです。
 この問題全てが様々な中学で実際に出された過去問の現物です。現物と言っても勿論データ化しますのですべて打ち直しますが、図や表の多くはそのまま読み取りそのまま配置されています。

 

 そして、地理に移ります..
 採用された教科書によって単元名・範囲・区分が若干異なりますがその辺はお許し下さい。
 でも、中身はホンモノです!

 「世界の地域(大陸/海/図法 他)」 302問
 「世界の気候/暮らし(衣食住)/宗教 他」 309問
 「ヨーロッパ州」 306問
 「アジア州」 398問
 「北アメリカ・南アメリカ州」 429問
 「アフリカ州・オセアニア州」 367問
 「日本の位置・領土・時差 他」 255問
 「日本の自然・地形・気候 他」 264問
 「世界の人口・人口爆発 他」 140問
 「資源(エネルギー)・産業 他」 319問
 「日本の地域(九州地方)」 290問
 「日本の地域(中国/四国地方)」 273問
 「日本の地域(近畿地方)」 213問
 「日本の地域(中部地方)」 292問
 「日本の地域(関東地方)」 219問
 「日本の地域(東北地方)」 266問
 「日本の地域(北海道地方)」 257問
 「地形図/方位縮尺/地図記号/ 他」 146問
——————-
  合計5,045問
 


 更に公民へ..
 他の科目も区分は教科書通りではありませんが、公民ではしっかりと「○○権」「人権の歴史」「議院内閣制」「地方自治/地方財政」等より細かく分類分けがされているので、定期テストの範囲に応じて細部に分けて対策を立て準備ができるので大変有効かつ効果が見込まれます。

 「現代社会/グローバル化/少子高齢化…等」 241問
  ※情報化/少子高齢化/文化/集団生活/他を含む
 「人権の歴史」 99問
  ※啓蒙思想家/市民革命/ワイマール憲法/他を含む
 「大日本帝国憲法/日本国憲法」 256問
 「基本的人権」 458問
  ※基本的人権/自由権/平等権/社会権/平等権/他を含む
 「選挙」 234問
  ※選挙の4原則/選挙区/政党/他を含む
 「国会の地位と仕事」 291問
  ※国会の種類/二院制/国会の地位/国会の仕事/衆議院の優越/他を含む
 「内閣と行政」 232問
  ※行政と内閣、省庁/議院内閣制/内閣不信任決議/行政改革/規制緩和/他を含む
 「裁判所」 321問
  ※裁判所の種類/司法権の独立/刑事裁判と民事裁判/他を含む
 「三権分立」 173問
 「消費生活と流通、価格金融」 303問
  ※消費者主権の世の中/消費者問題に対する行政の対応/流通の仕組みと合理化
   需要と供給/独占価格/公共料金/日本銀行/公開市場操作/景気変動(インフレ・デフレ)
   金融政策/他を含む
 「企業と労働」 114問
  ※資本主義経済/株式会社/労働者の権利について/他を含む
 「財政」 163問
  ※財政、租税/国債/財政政策/他を含む
 「社会保障」
  ※社会保障/社会保険/少子高齢化/日本の抱える今後の課題/他を含む
 「主権/国家の領域」 285問
——————-
  合計3,569問

 
 同じ単元、同じ内容を問うものではありますが様々な方向から少しだけ角度を変えて何問もしつこく繰り返し出されると多くの問題を通じて本当に詳しく理解できると思います。
 また設問毎の解説が素晴らしい!
 用語を単に覚えるのであれば特に角度も回数も関係何のですが、理解を伴わせて暗記するのと意味も解らず「この問題の答えがコレ」と覚えるのでは全く結果は異なります。
 近年、資料を絡めて説明をしなさいという「記述問題」もより複雑化し、塾側としても対策がなかなかしにくいところも正直あります。しかし、地盤としてガチガチに固めた「基礎」の上に資料問題や記述式問題に多く触れさせることは理解の幅に大きな差を伴わせます。

 実際に現物を見ると皆さん必ず驚かされるのですが、問題文よりも「問題の解説」を特に詳しく踏み込んで説明している為、’問題を解きながら..’そして、’答え合わせと共に都度解説を読みながら’文字情報に触れているだけで学力は向上するはずです。

 問題は、様々な中学校で実際に定期テストで出された問題(過去問)だけで構成されているので的確な準備が可能となります。
 こうして過去問として多くの問題を実際に指導の現場で活用していると、この問題を作った学校の先生は「本当に詳しい知識を持ち合わせていて、工夫に工夫を重ねて作った素晴らしい問題だ」と理解できる問題にも出会うことができます。
 「凄いな..」「そういう切り口で出題できることに気づかなかったな..」と良問という言葉一つで片づけたくないと感じさせる問題も多く含まれていることに私自身も大変刺激を受けます。


 今回、紹介しているのは「地理」「歴史」「公民」だけですが..
 社会の他にも数学も理科もしっかりとそろっています。


 「そこまでいうなら現物を是非見てみたい」


 とここまで書いたらそう思った方も少なからずはいるのではないでしょうか?
 逆にそう思っていただけたのであれば私も嬉しく思います。
 だって、ソコ狙ってましたから。(笑)
 その場合は子ども達に使わせている現物を用意しお待ちしておりますね。
 いつでもご連絡お待ちしております。



 私個人的に思うのですが、TVでよく「教科書に載っていることはすべて大事ですべてが要点だから教科書に(要点として)線を引くことはおかしい」という意見を述べている人を見る機会があります。
 一人として有名な「いまでしょ!」の先生です。
 はい、その通りと思います。そして伝えたいことは何かということも大変よ~くわかります。しかし、その人たちは教科書の枠を超えた知識を下に教科書を読んでいるからじゃないかなとも思います。

 子ども達からすれば、初めて開いた教科書(ページ)に書いてある内容だけで十分理解できるようには私は思えない。まぁ、線を引くとよいか悪いかの論点であり、それで理解できるかできないかは別だという答えが返ってきそうですが。w
 それでも、問題を解く上でとても大事な内容ではあるものの教科書上では数行しか書かれていないことも多く、それだけで問題を解き切り正解を確実にもぎ取る根拠にはならないと思う。教科書を生かし、資料集も活かし、大まかな全体像を把握する。その上でDB法のような形で実際に多くの問題や様々な出題者にも触れ、深い知識と理解を伴わせる学習法が私はバランスが良いと捉え大変気に入っています。

 恐らく私には知らない教科書の使い方や捉え方があるのかもしれません。
 そういうお話をどこかで詳しく聞く機会があれば嬉しいなと思っています。
 その時はブログで紹介させていただくつもりです。


 塾で勉強をしても、教科書を何回も繰り返し読み、ノートにまとめたとしても情報に偏りがあったりそもそもが不足している状態であれば正しい理解にすら至りませんから、「私はこの学習法と教材を自信をもってお勧めしています」。「塾に通って順位が上がらない」「点数が上がらない」ではハナシになりませんからね。
 ウチの塾では上がらない前提というのはまず考えていませんし、万が一下がった場合毎日でも指導させていただき、明らかに誰が見ても「上がったね!」と言えるようにしてお返ししたいと思っています。

 問題量が多すぎて、脳に収めることができないのであればこの学習法はそもそも「意味をなさない」わけですから、与える側(=私)に問題があると言えましょう。
 しかし、生徒が目指すのが浜松北高であるならば.. または大手塾で敵わなかったライバルをやっつけることを決意しているのであれば、この程度のことはさらっとこなさないと駄目でしょうね。

 よし!挑戦してみたい!
 一度それを見てみたい!
 その方法を試してみよう!


 と思った方は、「掲載問題の質を評価する自信のある保護者」であれば是非保護者だけでじっくりと時間をかけて吟味下さい..
 「勉強と直接向き合うのは生徒自身だから本人に確かめさせたい」と考えるのであれば、「保護者と生徒」でお越し下さい。もちろん、生徒さんのみでも全く問題ありません。
 
 いま取り組んでいる勉強の方法の「限界」、今目の前に立ちはだかる大きな「壁」は必ず超えることができます!
 それを今回の記事ではそこも自信をもってお伝えしたいと考えています。
 

 では、本日はこの辺で一旦区切りとさせていただき、次回はまた理科・数学を紹介させていただこうと考えています。

 当ブログの投稿記事の内容は投稿者の主観たる考えに基づいて書かれています。記載の全ての考え方が正しい又はあるべき姿だとは言えません。
 投稿の内容は、新聞・雑誌・テレビ・インターネット他の情報を参考に書き上げています。年月の経過とともに、過去に掲載された内容が現在と異なる場合も有ることをご承知おきください。
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