[一般公開記事]
2020.04.26 up
今回の記事では、「塾が行っている具体的な感染予防対策」について紹介させていただきます。
この塾では教室と自習室が各1つずつ計2部屋のみの小規模の個人塾となっています。
広さは合計で約100㎡にギリギリ届いていません。
少し話は飛びますが、前回の記事でも紹介していただいていますが「真剣に取り組めない生徒の入塾は認めることができません」ので予めご承知おきください。
様々な価値観や考え方がある中で、現在学校はもちろん塾も「体罰」はもちろん「怒る」ことすら許されないという時代です。大声で怒鳴るも立派な体罰ですから注意をしなければなりません。そもそも「怒る」は怒る側の感情のもたらす結果であり、「叱る」は相手のことを真剣に考えての処置なので「怒る」の時点でアウトだとは思っていますが..
本人がそうは思っていなくとも、真剣に取り組んでいる生徒に迷惑をかけるという行為も即座に改善できなければ通塾を認められません。今月4月にも上記内容に該当するということで開塾以来初めて「強制退塾」という対処をとらせていただきました。
生徒の在籍数や売り上げで塾の価値を計ろうとは考えていません。
そういう行為をする生徒の通塾を許すという時点で、私自身生徒保護者に対して「責任を果たせていない」と感じているからです。
少しというよりは大分他の塾とは異なるのでしょうね、きっと。
しかし、在籍の生徒には「本当に喜んでもらえている」ことをここに宣言いたします。
当然、その自信もありますので..
さて、今回はこの塾における「感染予防対策」について紹介をさせていただきます。
「市」や「県」からの休業要請がでれば迅速に検討及び対処を考えていますが、現時点ではもう少し様子をみさせていただこうと考えています。
とはいえ、「無策」でそう判断しているわけではありません。
「エタノールで机やドアノブを拭いています」
「エタノールで手指消毒をしています」
「座席は1つおきに座らせ1m以上の間隔を空けています」
では、ハッキリ言って私は不十分だと考えているからです。
まず最大限頼もしい味方として紹介させていただきますのは、この塾では開業当初よりジアイーノ(F-MV3000-SZ)が1台用意してあったということです。当時10万円を超えるものですが、以前よりその効果の高さは認識していたので大変満足していました。
こちらは電解強度を上げて2/25より教室で本日に至るまで24時間連続稼働を約2か月間継続しています。
次に注文より届くまでにだいぶ日を要してしまいましたが、最新のジアイーノ(F-MV4100-SZ)が3/26に塾に到着しています。この機種は~18畳用でパナソニックの家庭用機種としては最大のものになります。
amazonで購入したのですが、現在38万~という高額で販売しているので今思うとコロナ騒動前の価格の2倍程度の金額でしたが、40万前後ではなかったのでよいタイミングで買えたなと思っています。
業務用のパナソニック次亜塩素酸空気清浄機40畳用(F-JDL50-w)もいいと思いましたが、そこまで広くはないのでこちらは不要と考えました。
こちらのジアイーノも到着日の3/26より24時間連続稼働を行っており、塾の教室と自習室の両方で常に一定濃度の次亜塩素酸が放出され維持されるように努めています。
これがまず最大の安心をもたらしています。
ハード面の次に地道な消毒作業というかアナログ的な処置を紹介します。
生徒には「塾到着時の手洗いを20~30秒近く時間をかけて丁寧に行わせています」。1週間ほど前に10~15秒程度の「洗った風の手洗い」をした生徒に大変強く叱りました。いまは生徒全員がちゃんと丁寧に洗っています。
手を洗った後は「エタノールによる手指消毒」を必ず行わせています。
エタノールは「塾到着時」に加え「塾退室時」にも行わせています。
また今週月曜より、塾到着2時間~2時間半後を目安に「手指」だけでなく「手指~手首までのエタノール消毒」を実施することになりました。
次に「塾を開ける前」や「指導終了後」に清掃を行った後エタノールで机の消毒を行っています。
エタノール前の清掃ですが、必ず激落ちくんを使って細かな汚れや皮脂も一切残さないように丁寧に清掃しています。その後雑巾でキッチリとふき取り乾かした後にエタノール消毒を行うわけですが、エタノールは惜しみなく使っています。
清掃後の激落ちくんと雑巾ですが、1Lの湯を沸かし熱湯消毒を念の為に施しています。
そして、現時点でエタノールは40L近く保有しています。
教室に置くのは可燃物でもあるので、色々と心配な面もありますから安全に気を付けて別の場所で保管しています。
次に清掃ですが、授業前や後に消毒をしても「外で付着したウィルスを持ち込み子ども達が様々なところを触り、別の生徒の手に移ることも十分考慮しないといけないので、指導開始後2時間が経過した頃10分間の休憩をとりその時間で私自身が丁寧に消毒作業を行っています」。
エタノールによる具体的な消毒箇所は以下の通りです。
・教室のドアノブ、ドアノブ回り、フレームとガラス
・トイレのドアノブと使用するときに必ず触る鍵部分
・トイレのスティックボタン
・便座クリーナー(消毒液)のpushボタン
・トイレの蛇口部分(ステンレス部分だけでなく全体)
・ハンドドライヤーの外面、内面、風の吹き出し口
(排水口に雑菌がたまりやすいので、塩素系キッチンスプレーで内面や排水口の殺菌)
・トイレシンク排水口及びカウンターを含めた全面の清掃
(シンクは洗剤を使ってブラシによる洗浄)
・トイレ使用時に使う擬音装置のスイッチ
・便器外面をエタノールで拭きとり
・便器内面の清掃と消毒
・トイレ床面のエタノールによるふき取り
・トイレの電灯スイッチと換気扇タイマーのスイッチ
・教室内の電灯やエアコンのスイッチ
・教室の外に出るときのDoor openスイッチ
消毒箇所ではありませんが、手を洗うための石鹸はノンプッシュタイプのものを採用し、手をかざせば自動で泡が出てくるものを使っています。
こういったものを「塾前」「塾後」ではなく、生徒のいるところで「生徒たちにも私がこだわって殺菌消毒を丁寧に行っているということを行動で示すことで必然的に意識が高まる」ようにも配慮しています。
「勉強をやりなさい!」
と注意し叱ることは簡単です。
そんなことは勉強をしない子でもわかっていると思います。
それでもしないのは「心が伴っていない」からです。
これと同じで「塾の先生が自分たちのことの為に、ここまで考えて自発的に行動しそれを目に見える形で行い続けてくれている」というのを目の当たりにすれば、「手洗いをもっと丁寧に行いなさい」の一言にも言霊が宿り説得力が生まれると思っています。
あと、ここまでくると行き過ぎかな.. と感じるのですがもう一つだけ紹介します。
数日前にやっと届いたのですが、「生徒の持ち込みマスクのUV-C紫外線照射器を使った殺菌消毒」も始めました。
これは、飛沫感染を防ぐことを目的にマスクをつけてくるわけですが授業中鼻周りが蒸れたりかゆくなったりする生徒が必ずいて、その時にマスクの外面に安易に触れたりしています。あと女子がそうなのですが、授業中興奮して口全体を覆い隠す感じでマスクを両手で触れたり興奮して握りしめたりするものですから「塾到着時に紫外線照射による殺菌を行い、照射後のマスクを塾内では使用させる」ということにしています。ここまでやれば好きなだけ触っていいぞ!と言わんばかりの対処です。
正直ここまでくると自分でもやりすぎだというかその気持ちも強く芽生えてきますが、でもやらないよりはいいのかな.. とも思っています。
この他にも全てのご家庭に協力していただいている事項もあり、本当に感謝しています。
いま最も大切なひとつではありますが「全てのことにおいてこだわる性格」なものですから、当然本業の「授業」はもっともっと力を入れています。
成績は当然上げます!
上がらない方がおかしいくらいの指導をしていると考えているので..
本当はこのようなことまでする必要はないように思いますし、もし外で感染した者が塾に来た時点でほぼ無効化されるといってもよいと思いますし、それほどこのウィルスは怖いです。
流石に不顕性感染までは防ぐことができませんから、保護者ともしっかりと話し合って早めに対応したいと考えています。
それでも、通塾するすべての生徒に「安心感」がわずかでも上乗せできるのであれば今後も意識して続けようと考えています。
関係者の皆さん、本当に有難うございます。
この場をお借りし深くお礼を述べさせてください。
m(_ _)m
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