[一般公開記事]
2024.02.16 up
こんにちは
本記事は前回の続きとなります。
中央塾で行う小学生の英語というのはかな~り丁寧に行われています。
丁寧というよりは本格的な英文法理解という方が正しいかもしれませんね。
とはいえ、英語を正しく習得することには豊富な語彙力がまず最低限必要なスペックだと感じています。
当然、「読める」「意味が解る」も大事なのですが、それ以上に「スペルミスなく正しく書けること」もやはりすべての基本であり英語の始まりのひとつかと考えています。
そこでこの塾における英語の第一段階としては、小3生以降で英単語・英熟語を1000語2000語と正確に記憶してもらうことを第一歩としています。
2020年度の教科書大改訂(新学習指導要領全面実施)より英語も必修科目となったわけですが、これに伴い教科書にもよりますが小学生の間におよそ700語の単語・熟語を覚えないといけないことになりました。
中学校でも1年遅れの2021年度に教科書大改訂となったわけですが、小学校で学ぶ約700語は既習単語となりこれとは別に2021年度より新しくなった教科書では中学の3年間で1600~1800語新たに追加となっています。
(※静岡県内の多くの中学校で採用している光村図書の英語の教科書では中1~中3迄の3年間でおよそ2285語が掲載されています。)
(※内訳:中1_1012語、中2_663語、中3_640語)
今年春に小学生の教科書は「改訂版教科書」となり、中学生は来年春に「改訂版教科書」へと移行していきます。
結局、小学生と中学生で習う英単語を合計2500語程使いこなせるようになったうえで英文法を学び始める方が圧倒的に質と効率がいいという考え方をしているわけです。中央塾ではこれらをしっかりと「小学生の早い段階から」「自分のペースで」「無理することなく段階を経て習得する」ことで結果的に小学校高学年及び中学でそれらが圧倒的に生き、逆に英語の学びの質を上げると考えています。これは巡りめぐって高校そして大学受験での負担が減ることにもつながると考えています。
そこで、この塾では小学3年生以降の学ぶべきタイミングより本人がそれを求め且つ指導者である私が英語という科目の学習を受け止めるに値する脳力や基礎学力を持つ生徒であれば追加費用など一切なしに本格的に英語を学ぶことができるようになっています。(念のため重ねて追記させていただきますが、希望すれば誰でも必ず英語が学べるというわけではなく、同じ言語系科目の国語や理解系処理系科目の算数+中学受験問題などで十分英語に対応できると判断した生徒に「より踏み込んだ脳力開発」を促すために英語を活用しているとお考えいただけたら嬉しく思います。)
このため、本格的に英文法を学ぶ前にまず1200語くらいの英単語と熟語を記憶し正しく書くことができるようになることから始めさせていただいています。
大事なことは小学生に英語を深く学ばせる場合、英単語・熟語の記憶と文法理解を同時進行ではなく、完全に切り離して行うことがポイントです。そして、英単語を十分に覚えさせたうえで英文法に入るという流れを大切にすれば小学3~4年くらいであっても中学の教材を使って深く踏み込んだ学習が丁寧にできるということが長年の経験の中で確かめられていますから全く心配する必要もありません。
塾に見学に来たとき、塾生の子どもたちがどんどん英単語を記憶していく姿や1日に30語40語、生徒によっては70語.. とみんなが当たり前のように覚えていく姿を目の当たりにしたらきっとこの方法と進め方はすごい!と思われるはずです。
生徒の脳力や記憶することの得意不得意によって差がありますが、この塾で学んだ生徒たちでいえば4ヶ月ほどで1000語を覚えた生徒もいれば倍の8カ月くらいかけて1200語以上に到達した生徒もいて様々です。
先に述べたように得意不得意も人によって様々なのでの~んびりと、時間がかかってでもひとつひとつを丁寧に行った方が結果近道になりますから焦る必要は全くありません。
ただ勉強もスポーツも早いもん勝ち!というところはあるので圧倒的に有利な状況下で学習を進めることができるというこの利点は十分にご理解いただけたら嬉しく思います。
ではこの塾ではどのように英単語を習得しているのか..
ということに対してですが、英単語・熟語及び基本構文、教科書本文を習得するための学習ソフト(アプリ)「SiriusⅠ Target1125(単語770語+英文355文)」をstage1として行います。
stageⅡ、そしてⅢと3つの階層がありstageⅢまでレベルが上がるとディクテーション(リスニング)までできるようなつくりになっているなかなかの優れものです。
といっても私がコードを組んでつくった自慢のソフト(アプリ)なのでもちろん自画自賛ではありますが..
かなりイイです!
塾の見学に来ていただいた方はほぼ毎日誰かがやっているのでほぼ100%その様子を見ることが可能です。
見る価値は十分にあり!というこの学習法を是非見学に来ていただけたらと考えています。
では、学習ソフトにおける核となるアルゴリズムを紹介させていただきますと..
このような感じで5~10語毎に全問正解になるまで繰り返して単語を記憶していきます。
上の図でいえば「1回目の取り組み」のなかで間違えた単語だけを抽出し「2回目の取り組み」として再テストします。「2回目の取り組み」の中でさらに間違えた単語を抽出し「3回目の取り組み」として再々テストを行います。上の図では3回目のテストで間違えた単語を全問正解したということになっていますが、3回目でもし間違えたものがあれば4名目の再々々テストに続きます。最終的には選択したボタンで出てくる英単語をノーミスで全問正解したら合格!という流れでシールを貼っていくのです。
以前にも何度か登場していますが、それを管理しているシート(台紙)が以下のものになります。
いま塾では小学生の全員が必ず英語をしているというわけではなく6割強程度の生徒が今塾で英語の学習を始めています。そこで先日、子ども達から管理シートを借りてきました。
それがこちら(↓)になります。
こんな感じです。
この塾では英語を学んでも算数や数学を学んでも、国語や受験国語を学んでも費用の追加はありませんから早い段階でみなさん英語の学習を始めています。
※受験用教材を使用する場合は、教材費のみ実費で負担をお願いしています。
合格するとチビ銀シールを貼り、1ブロックすべてがノーミスで全問正解になると直径1cmくらいのデカ銀シールを貼ることができます。
SiriusⅠ Target1125の台紙1枚には、単語770語+英文355文が登録されているのでstageⅠがクリアしたら1000を超える数の英単語・熟語・英文を覚えたことになります。
シートがたくさんあるので気づいた人もいるかもしれませんが、銀シールだけではなく金シールを上貼りしていた生徒がいたと思います。簡単に言うと銀シールは1周目、金シールは2周目の合格となります。3周目になると直径2mmの赤シールを更にその上に貼ることになります。
子どもたちにとってはこのゲーム感覚でシールをどんどん貼っていくというオモシロさを感じながら英語を学んでいくことになるのです。この点が我ながらスバラシイ(笑)と感じています。
小学3年か4年で英単語・熟語を1000、1200覚えてある状態でもし英文法理解を始めたとしたらどうなると思いますか?
スペルミスなどもほぼゼロに近い流れで文法問題集を解き始めることになるわけです。
子ども達は、単語の意味すら解らない知らない状態で英文を読むのではなく、読むことはもちろん正しく書いたりができる状態で始めることができるのです。早ければ小3で、遅くても小4くらいの時期にこの状態にたどり着き、中学生が使う文法問題集を徹底的に解き始めることができるということは
ある意味理想の英語学習..
ではないでしょうか。
今後の塾選びの参考にしていただけたらと考えています。
投稿の内容は、新聞・雑誌・テレビ・インターネット他の情報を参考に書き上げています。年月の経過とともに、過去に掲載された内容が現在と異なる場合も有ることをご承知おきください。
■未読記事一覧
2025.01.05 up
(一般公開記事)
2024.07.16 up
(一般公開記事)
2024.05.06 up
(一般公開記事)
2024.03.10 up
(一般公開記事)
2024.03.10 up
(一般公開記事)
2024.03.03 up
(一般公開記事)