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(本記事には海外留学に関する内容にも触れていますので、関心のある方はご一読ください。)
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当塾では塾生及び元塾生に対し、発表会・弁論大会・プレゼン・総合型選抜(旧AO)受験の技術指導やテーマ策定・ボランティア活動に対するアドバイスも行っています。
中学生でいえばもちろん自由研究などもその対象に含まれますが、あまり宿題染みたものには手を貸さないようにしています。本人のためにならない側面が多く散在しているものですから..
しかし、初歩的なもので言えば追求学習や追究レポートといったものもありますし、英字新聞作成補助、自主的自発的に行う慈善活動(NPO/NGO活動含む)などがその対象です。
実は中学生の頃から毎年作文指導を受けている生徒がいまして、高校生になってからも弁論大会やプレゼン大会へ申込することになった.. と私のところに直接連絡をしその指導を受けに来る生徒がいます。
令和4年のときには、弁論大会の全国大会出場が決まったので原稿や諸々の指導をしてほしい.. と突然相談が来ました。
令和5年度では、「食育活動についての協力と支援をしてもらえませんか?」という旨の相談もいつもの如く突然ありました。同時にこの年の夏にはプレゼン甲子園という大会に自らエントリーし1次予選、2次予選と勝ち上がったから全国大会でのプレゼンの相談をしたいとこれまた突然と相談が持ち掛けられました。
細かくするときりがないので結論から伝えると..
全国2位に相当する優秀賞を受賞しました。
新聞媒体では地元紙にも全国紙にもしっかりと紹介していただきました。
素晴らしいですね..
何度も何度も検討や調整、ときには作り直しなどの紆余曲折染みた経験を経て、こういった形で全国レベルで高い評価を得るところにまで努力し続けたという経験はきっとこの先の長い人生においてプラスにしかならないはずです。そのサポートができたことは私にとっても大変楽しみなことでその瞬間に立ち会えたということは教師冥利に尽きると思っています。長い人生において必ず自分の中でこれらの経験が何かしらのひらめきや発想、大胆且つ思い切った行動力となって生かされていくと私は信じています。「1点でも多くとるという勉強」も大事です。それによって開かれる社会のしくみがあるという事実も否めません。昨今、総合型受験(旧AO受験)による受験枠拡大が促されている中、このような形で自分を表現するスキルを小学生中学生の内から高めておくこともとても大事かと私は考えています。
また教え子が食育活動を行いたいということでサポートしたときの映像がありますので、折角ですからここで紹介させていただきます。
まぁ、プレゼンの前哨戦というか前準備にもつながっている今回の食育活動は彼女にとっても聞く側から伝える側へと変わっていく経験と成長のひとつとして大変良かったと私自身感じています。
教え子本人からは、全然名前も学校も隠さないでいいと言われていますが..
寧ろ隠さないでほしいと言われれば別ですが、今の世の中どう出回るかもわからないので.. 念のために名前等の個人情報は伏せさせていただきました。
実際に新聞には写真付きで実名などが記載されていますし、Youtubeにもプレゼン及び表彰式の様子もupされているのでここで隠す必要はないかと思いますがイチオウネンノタメということで..
塾としても教え子のことですからこのように支援できることは積極的に支援しますし、こういった些細な活動を通じて活動の幅を広げ、そして経験値も積み上げてほしいと思っています。
大きな達成の前には地道な積み重ねがあってのことだと私は思います。
「点を取るための勉強」とはまた内容や求められるものは全く違うのですがこれはこれで社会で必要とされる大切なスキルのひとつだと私は強く思っています。
またこういった年単位で継続して行われる自発的活動には進学のその先に海外留学を見据える生徒には大変意味のあるものだと考えています。
ほんの少し前の話ですが、アメリカのコロンビア在住の人の意見として大学及び海外留学についてこういう考え方がアメリカ国内で一般的な認識だと紹介していました。
「アメリカ国内での英語の考え方というものがそもそも日本と違う.. と。アメリカの大学での考え方というのは英語は手段であり目的ではない。日本人は英語ができるようにならないといけないと強く思う傾向が強いが日本とは違いアメリカではそうでなくてよく言われるのは
あなたの情熱はどこにあるのか..
あなたが(今までに)やってきたことのその先に何があるのか..
あなた自身がその先に何を見据えているのか..
が何よりも大事だという。
大学側は「あなたがやってきたこと」や「あなたの人間性」を見て(大学側が)それを見て大学も主体となって「それを伸ばしていこう」「あなたのその先に少しでも近づくよう大学として、研究機関のひとつとして支援していこう」という考え方に基づいて生徒を集め大学運営をしようとしているといいます。
英語なんていうのは大学生活を送る中で自然と必然とできるようになるからこそ英語ができるできないというのはほとんど重視しない」 ..と。
まったくその通りだと思います。
「あなたは英語が大変よくできるようですが、それでこの先この大学で何を行いたいのですか?」
という問いに今の時代は明確に答えられないといけないということなのかもしれません。
必ずしもそういうことではきっとないでしょうが、私自身が直接聞いた中でも今のこの時代はそういう先を見据えた人を求めている。「これから始める」ではなく「今までに何をしてきて、その先に何があるのか」の視野を持ち合わせている人材を大学は求めているのだろうと私は感じとっています。
私自身も短い期間ではありますが海外の大学に留学の経験もあるのですが、その頃はお恥ずかしながらそのようなことまではまったく考えていませんでした。それ以降や自分自身の指導者たる経験を踏まえ留学のためには英検でいえば準1級以上、TOEICでいえば何となくですけれど800点以上の人がスムーズな留学の目安にもなっている印象がするので微妙に矛盾も感じますが、ただ大事にすべきことは今まで何をしてきたのかやこれから何をしたいのか、その為に自分は「今」どうしようとしているのか.. だと思います。
国内であれば今すぐにでもこういった活動を行うことは可能だと思います。
ただ勉強をすればいいというだけではありませんから、それ以外の負担も時間も必要になりますから相当な覚悟も必要です。
まして、初めから大きなテーマで行うことは能力的にも時間的にも大変難しい。
だからこそ小学生そして中学生の頃からまずはその第一歩として踏み出すことが大事に感じます。
英会話教室に通うことを目的にしている生徒、英検の資格を取ることを目的にしている生徒が昨今多く目立つように思いますが英語というのは手段であって目的ではないと私は感じます。
常にその先に何かを見据えた者は大きな伸びや成長を遂げる確率がとても高いと長年の経験の中で感じています。
この塾では、こう言ったことに対し「テーマの選考」から始まりそのテーマの向かうべき「方向」「手段」「ルート」も含めた支援やアドバイスも行っています。その先に構想というべきか壮大なイメージが生まれるわけですが、そういったものをまとめ上げたり更に広げるお手伝いもしています。
「人や人脈」が求められるときは様々な形で支援ができますし、報道機関へつなげていくお手伝いも今回と同じようにしています。
今回は番外編として、塾の中で行う「特別指導とその他の教え」について触れさせていただきました。
様々な選択肢や方法論がある中、より充実した将来を見据えたときこのような学生時代の過ごし方もまた素敵ではないかと私自身感じています。
この塾ではこういった指導もまったく以て可能で積極果敢にこういったことに深く関わろうとする人の人格形成づくりの一助になってほしいと心から考えています。
(令和6年3月8日追記..)
ここからは少し理想染みたオハナシにもなってくるのですが.. 早ければ中学卒業後に或いは高校卒業の先に海外の学校進学を真剣に考えている場合.. 次のことも少しだけ念頭に置いて今のこの時をどう過ごすかについて考えてみてください。
少し前に米・スタンフォード大学に進学することになったある野球選手のことが毎日のように報道番組で取り上げられていたのは皆さん記憶にあると思います。そのときにある報道番組で同じスタンフォード大に進学した生徒を実例として紹介していました。この塾業界でもビリギャル同様同じくらいの認知度なので少しばかり具体性を持たせその話を付け加えさせていただきます。
皆さん、スタンフォード大学工学部3年(令和6年2月時点)の松本杏奈さんのお話はどこかで耳にされたことはないでしょうか。
アメリカの大学はスタンフォードに限らず学業成績だけでなく「どんな経験をしてきたのか」も合否に大変影響を受けます。そういう事情があるからというわけではないかもしれませんが戦略的に合格を手にする確率をより高めその先の人生も含めて「より価値を高くし充実なものにつなげていくための方法論」としては有効な手段だと私は感じます。そして、松本さんは勉学に限らず「アプリ開発」「絵の展示会」「分野横断型高校生向け研究プログラムの立ち上げ」等本当に幅広く複数の活動にまで視野を広げ継続されていたそうです。こういったマルチタスク的な活動としても様々なところで展開・維持できる高い能力も併せて評価され合格という二文字に至ったそうです。
そして、海外留学するにあたってやはり気になるところは費用面.. 各大学には数多くの免除・学費支援規定もあるのですが松本さんは様々なことを検討した結果柳井正財団より全額給付型奨学金を受け取ってスタンフォードに進学されたそうです。
学業が優秀ということだけでなく様々な継続した活動や研究がこういった審査の場でも高い評価につながったのではと報道番組の中で紹介されていました。このような世の中の仕組みを上手に活用するということで「より質の高い海外留学につながる」ということも是非頭の片隅に置き今という時を過ごしていただけたら尚嬉しく感じます。
様々なことを考え準備し計画立てている保護者であれば極々当たり前のことで上述の付記は蛇足となったかもしれませんが、知らなかった方のための予備情報として追記という形で紹介させていただきましたのでご容赦ください。
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